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いつか夢見た平和は ②

【注意!】
妄想全開です。
ある艦娘が大破するかもです。
その他設定がガバガバです。

それでもいいよ!ってかたはお進みください。




いつか夢見た平和は
〜嵐の中で輝いて〜


「いってらっしゃい、気をつけて。」

寂しげというより何かに怯えているような提督の顔が夕雲の脳裏に焼き付いていた。
もう少し信用してくれてもいいのに…思わずため息が出てしまった。

「何か提督の事で悩み事か?」
「日向さん、まぁ…少しだけですけどね…」
「心配するな、君は信用されているよ。ただ、彼が少し距離を空けているだけだ。」

提督が艦娘と距離を空ける…
何も珍しい話ではない。私達は戦争をしていて私は兵士だ。
戦闘になれば命を落とすかもしれない、だから距離を空ける。
その時が来た時、少しでも悲しくならないように…

「夕雲さん、もうすぐ休憩ポイントです!雪風、お腹が空きました!」

元気な声が夕雲を現実に引き戻す。

「皆さん、いつもの場所で一度休憩しましょうか。」

休憩ポイント、もうそんな所まで来てしまったのね。
振り返っても広がるのは海。帰るべき場所は見えない。
鎮守府から離れた所にある小さな孤島に一度、上陸する。
燃料の確認や昼食をとるポイントだ。

「偵察機を一応、飛ばしておく。」

日向が上陸してすぐに偵察機を発艦させる。
その様子をキラキラした目で見つめる雪風。

「にしてもさー、夕雲が出撃なんて珍しいじゃん。」
「あたし達じゃ不安って事かい?」
「別にそういったわけでは…ただ、私もずっと事務仕事ばかりだったのでたまにはね?」
「あんな机に向かってずっとじってしてるなんてあたしは無理だね!」
「摩耶は落ち着きが無さ過ぎなんだよなぁ〜」
「隼鷹さんにだけは絶対に言われたくねぇ…」

穏やかな雰囲気だ。雪風に至ってはお昼を食べ終えて寝てしまっている。
何も変わらない何時も通りだった。
島を出るまでは…

それは休憩を終え島を出てすぐに起きた。
偵察機が敵の艦載機を発見した。
捕捉されていた?いつから?どこで?
今、考える事はそんな事ではない。

敵艦載機の数が多い。
隼鷹の艦載機の数だけでは制空権を確保するのはほぼ不可能だ。
足を止めればやられる。対空迎撃をしつつ敵編成の確認。
見る限りは空母ヲ級一隻、軽空母ヌ級二隻。

そして

戦艦棲姫…!!

「夕雲、アレの相手は私がする…」

反航戦に持ち込み一度、敵艦隊を何とか凌ぎそのまま鎮守府方面に抜ける。
爆撃機と砲撃の雨。

「くそがっ!うざいんだよ!」

摩耶の対空迎撃と隼鷹の艦載機で何とか持ちこたえているものの制空権奪取は難しい。
空母をせめて発艦できない状態まで追い込まなければ。

「雪風さん…」
「はい、雪風は大丈夫です!」

足の速い私達で空母を…せめて一隻!

「夕雲、みんなで帰るぞ。」

ちゃんと帰るって約束したんだから。だから帰らないと…

爆撃と砲撃の隙間を駆け抜ける。
水飛沫が顔にかかろうと、結った髪が解けようと構わない。
ただ、駆け抜ける。目指すは、敵空母。そしてその先の帰るべき場所。
落とした艦載機の破片が頬をかすめ皮膚が裂ける。

帰るんだから…みんなで絶対に帰るんだから!!

〜続く〜
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[ 2017/02/03 00:08 ] 妄想小説 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

いけふらぼん

Author:いけふらぼん
15/5/23 岩川基地着任
主に艦これのプレイ日記、たまに本や音楽などについて書いていければなと思います。
拙い文章等あると思いますがお付き合いいただければ幸いです。

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